金属リボンテキスタイル|Metal-re-bone

リボン織りの織り

前回のMetal-re-boneシリーズ「八十八」

タテ絣バージョンを創りました。

制作の様子から載せてますので、ぜひチェックしてみて下さい。

リボン製作、染め、デザイン、織りまで、全てひとりでの一貫生産になります。

タテ糸(シルクリボン)の絣染め

まずはタテ糸の染めからです。

当工房では、漬け染めと呼ばれる染め方で絣を表現しています。

シルクリボンの絣染め

今回は、真鍮のリボンをヨコ糸に使うので、

緑青っぽい雰囲気を狙っていきたいと思います。

シルクの絣リボン

染めてfixさせて乾かして初めて、色の答えが出てきます。

なので、経験値とセンスのみ!それがこの染めの難しさ

乾いたらアイロン掛け!

シルクリボンにアイロンをかける

全てにアイロンを当てるので、結構大変

だけれども、このプロセスが次の整経にはとても大事なのです。

色味が出てきました!

緑青っぽい色味のシルクリボン絣

よし!狙った感じだ。

ダークトーンの緑青

白っぽいところも、深みになってグッド

さてお次は、整経の準備です。

シルクリボンの整経

シルクリボンの整経の様子

アイロンでビシッとしたリボンを、よれないように巻き取っていきます。

テンションがとても大事なので、慎重に作業を進めます。

整経って?という方はこちらのブログへどうぞ。

紋彫り

織物のデータをつくることを、紋を彫るといいます。

昔はパンチカードに穴を開けて作っていました。

今でもやっているところはありますが、主流はデータに変わりました。

紋彫り、織物データ作成

初見の方が見てもサッパリなのですが、要はタテ糸が上がるか下がるかを示しています。

前回作っているデータから、実際織ってみての細かい修正を加えていってます。

タテ繋ぎ

整経が終わりデータが終わり、

さてようやく織機にかけていきます。

ここから、タテ繋ぎと呼ばれる工程です。

シルクリボンのタテ繋ぎの様子

手繋ぎで、1本1本前の糸に繋いでいきます。

これもすごく地味な作業・・・

早く織りたいけれど、そうはいかないのが織りなのです。

繋ぎ終わったら、前に引っ張って織りつけ作業に移ります。

シルクリボンの織りつけ作業

引っ張ってきた状態では、テンションがバラバラなので、手で修正を加えます。

少し織っては緩い糸を調整する。

メタルリボン織り

メタルリボン織り

ようやくここまでの工程を踏んで、織り始めます!

できたものを見ても伝わり難いのですが、かなりジミーな作業の連続なんです。

なので、織り始めのテンションは高いです。

次第にこれも作業になっていくので、ただただしんどいんですが・・・

ヨコ糸の準備も合間にやります。

メタルリボンをボビンに巻く

メタルリボンはすぐグニャっとなってしまうので、キレイに巻き取ります。

(メタルリボン開発のブログも書いてますので、こちらも併せてどうぞ。)

半機半手で生み出すテキスタイル

半機半手で生み出すリボンテキスタイル

手機ではなく、力織機で織っています。

ヨコ糸のリボンをよれないようにするために、

メタルリボンを入れるときは止めて、手動に切り替える「半機半手」というスタイル

なので、余計にしんどいんですネ

メタルリボンはデリケートなので、一般的な糸よりも扱いは難しいです。

頑張っても、1日4mくらいしか織れません。

金属リボンテキスタイル
metal-re-bone

だからこそ、世界中探してもない異次元テキスタイルができるのです!

タテをダーク系に変えてみて、柄もクッキリわかり、光り方も強くなりました。

タテ白もいいけど、こっちも雰囲気変わってグッときます。

金属リボンテキスタイル|Metal-re-bone

タテ糸:絣リボン&絹紡

ヨコ糸:真鍮メタルリボン&絹紡

情熱:10000パワー

幅:約100センチ

金属リボンテキスタイル「八十八」
タテ絣バージョン

こちらもいいし、

金属リボンテキスタイル「八十八」タテ絣バージョン2

こちらもいい。

布なのでペラペラではあるけれど、ずっしり重い。

この真鍮リボンの透明感ある輝きが、個人的には大好き

これがこの先どんなプロダクトになっていくのか楽しみである。

布だけど、クシャクシャにするとアウトな面倒なテキスタイル

挑戦者求む、と言いたくなるモノを今後も創っていきたい限りです。

おわり