前回のテキスタイルから、さらに一捻り
金属を染めて絣っぽく表現できたらオモロイんじゃないか!?
思い立ったら試行錯GO!
金属リボンを染める|独創の金属絣
金属って染まるの?って人も多いと思いますが、染めれるんです。
表現に酸化皮膜を作る黒染め処理をする、ブルーイングを行なっていきます。
ハケで、絣っぽい感じになるように、
透明っぽい特殊液を刷毛塗りすると、スーッと黒っぽくなっていきます。
木枠にちょっとだけ巻いて、糸が重なりすぎないようにするので手間倍増
誰もやってないオモシロイを追求すると、どんどんめんどくさくな〜る。
だけれども、険しさを掻き分けたその先に用がある!
乾かして光に照らしてみると、その違いは歴然
染める前の真鍮のリボン
透明感あるシャンパンゴールドがステキっ
そしてこれが染めた後
照らされたところは、バチッと陰影が出て
くすみかたが、かなり渋いっ
斜めにハケを入れたのには理由があって、かすれたような染めを狙ったからです。
タテにハケを入れると、ベタッとそこだけキレイに塗れてしまうのであえてそれを外してます。
そうすることで、ランダムでかすれた絣を表現
金属絣テキスタイル|ishimetal
それを織りこみまして創ったテキスタイルが”ishimetal”
金属絣を最大限活かすために、石目の柄を組んでみました。
苔が蒸しているかのように、じんわりと
ライトが当たると、光るところと光らないところが鈍く共鳴する。
このメリハリが、精神的奥行きを作るのです。
金属絣作戦、
最初はうまくいくかな?だったけれども、
かなりいい味を表現することができて満足!
さて、ここに満足することなく、次の”新しい”をもう探しに行こう!
おわり