メタルリボン織り第2弾、「八十八」

創作「テキスタイル」

前回のメタルリボンテキスタイルに続き、今作タイトル「八十八」

創作背景含め、紹介していきます。

世界独創テキスタイル!メタルリボン織り「八十八」

世界初、メタルリボン織りテキスタイル

透明感ある輝きがスバラシイ!(自画自賛)

この輝きは、金属(真鍮)を織り込んだリボン糸を使っているからなのです。

金属の糸って?と思った方は、こちらの記事を読んでネ

シルクと金属

有機物と無機物の、

振れ幅に輝く異次元テキスタイルここに誕生!

テーマ背景

今回のテーマは、「八十八」

漢字の米の由来にちなんでいます。

米という字は十に米粒が四方に飛び散った様を表す象形文字です。

また、八十八もの手間がかかるという意味もあり、米粒を作るのに相当な労力が必要な様を表します。

白く輝くシルクの糸と淡いゴールドに輝く真鍮の糸を眺めていると、

頭の中に稲穂が垂れた風景が浮かび上がりました。

米というのは日本人の主食である以上に、日本の文化を考える上で重要なアイコンであります。

歴史を見ていくと、神事にも、貨幣にも、身体にも、お米の文化は深く関係していることがわかってきます。

僕のテキスタイル創作は、糸を眺めてみてそこから頭の中に広がるイメージを落とし込む感じでスタートします。

艶のあるシルクに瑞々しいゴールド

その糸にイメージを織り混ぜて、テキスタイルの中に日本を写し出そうという試みなのです。

テキスタイルデザインについて

八十八を組み合わせたような、格子柄で組み上げました。

テキスタイルデザインにおける紋図作成

僕の場合、デザインを作って紋図(織りデータ)に落とし込むことまで、全てやります。

なので、細かい調整もミリ単位!

テキスタイルデザインをミリ単位で調整する

「さほど変わらないからいいか」

ではなくて、プロ職人である以上、自分の納得するところを目指すのだ〜

制作背景

ほんの一部ですが紹介します。

リボン織り用タテ繋ぎの様子

このテキスタイルのタテ糸を繋いでいます。

手繋ぎで一本一本繋いでいく地味な作業

テンションが揃うように同じところで結んでいきます。

お次は、手織り用シャトルの糸巻きの様子です。

メタルリボンのボビン巻き

5mmのメタルリボンを一個ずつ巻いていく、これまた地味な作業

巻き方が悪いと出が悪くなるので、集中してマキマキ

メタルリボンと手織り用シャトル

力織機で織るけれど、手織り用のシャトルということは・・・・

?と思った方もいるのでは。

答えはカンタン、半機半手で織ってるのだ!

メタルリボンを入れるときは、織機を止めて手でシャトルを入れてます。

メタルリボン織り

手織りならシャトルを投げるように飛ばすけど、、、

これはメタルリボン、一般的な糸とはワケが違います。

金属なので糸が引っかかりやすく、投げてしまうとグネってしまい汚くなります。

なので、手押しシャトルスタイル!

このハイテクな時代に、あまりにも地味すぎる〜!

けれど、ローテクを極めることもまた、新たな領域展開です。

試行錯Goが大事、新たなテキスタイルには新たなスタイルが必要なワケだっ

メタルリボン織り、「八十八」のこだわり

メタルリボンとシルクリボン

タテヨコリボン、テキスタイル

タテ糸シルクリボン

ヨコ糸メタルリボン

ざっくり言えば、ねじれず織ることが一番わかりやすいところのこだわりです。

それを可能にするのは、整経・織り、その準備のすべての仕事の丁寧さにこそあります。

特に、異素材のものを組み合わせるのは大変!

地味かつ地道な作業の連続を経て、少しずつ織り上がっていくのです。

なので、1日に頑張って4m織るのが精一杯、

なんちゅう面倒臭いテキスタイルを作ったんだ!と自分にツッコミながら作っています。笑

米粒の表現

マンガなんか、ご飯の表現はモコモコした感じで、

そのあたりのテクスチャーを出すにはどうしようかなと。

今回は、練っていないシルク(生)のリボンを使って、ハリ感をそれに見立てました。

裏側を見るとよくわかるかな?

米粒の感じをテキスタイルで表現

ハリが出てぽつぽつした感じが、米粒のよう

織りの世界は奥深くて、柄だけではなくてテクスチャーを操って面白いモノを作っています。

それもまた、織り組織や糸や加工の問題等々、いろんな条件によって表現ができるのです。

自己マンのひとりごと

僕は整経(タテ糸の準備)から織りまでの工程、全てひとりでやって創っています。

なので、地味かつ地道な作業をすればするだけ、情熱はパンパンになっていく感じ

創作はいつもなんとなくの手探りからスタートです。

金属の糸使いたいなぁと思って、リボン糸を作ったれから苦労して開発して、

糸を眺めていたら頭の中に米がふってきた、みたいな。

頭に思い描いたモノを作り出そうとすると、色んな諸問題が立ちはだかって、

それを一つ一つ地道にクリアしながらやっていくということです。

職人というのは、作り切るということがまず大事なように思います。

次に、そのテキスタイルの終わりではないと思うことが大事です。

常に、もっと良くなる余地がある、

そういう思いを頭の片隅に置いておくと、また違うカタチで頭にふってくるものがあるのだね。

なので、この力作もまだまだ現在進行形系

次なるテキスタイルもこうご期待ください。

だがしかし、そのためには

まず、これを売りこみまくらなきゃなぁ。。

以上、SHOCKMAN