おにぎりより「おむすび」と言いたい

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人生で一番美味しかった「おむすびエピソード」

なぜそう思ったのかを、文化的に考えてみたワケです。

おむすびの意味から考える魅力

日本神話では、”ムスビ”というワードが重視されています。

ムスビという字は「産霊」とあてます。

つまり、

新たな力を生むものをつくる

という意味があるワケです。

このことについては、松岡正剛さんの「日本文化の核心」に書かれています。
気になる方は、ぜひウォッチしてみてください。

なので、日本の重要なプロセスには、様々な「結び」が浮かび上がってきます。

例えば、

注連縄、水引き、ムスコ・ムスメ、、、

おむすび!なんですネ。

昔は交通機関もないから、旅に出るというのも一苦労です。

歩きだけれども、舗装されているわけではないのでずっと山道だろうと思います。

旅の途中のエネルギー補給というのはとても大事なこと、命に関わる問題です。

手軽に食べれるということもあったんだろうと思うけれども、

それ以上に、

今では考えられない想いが、「おむすび」に込められていたんじゃないかなぁと考えるのです。

僕も前に四国を歩き遍路して、そういう想いに一瞬同化できたような気がします。

前に書いたブログに、お遍路はおむすびの味だった、みたいなことを書いてますが、

言葉にはならないようなエネルギーを感じた瞬間でした。

「おむすび」と「おにぎり」の違い

調べてみたんですけど、

たいそうな違いはないみたいです。

一般社会法人おにぎり協会の見解では、

「おにぎりとおむすびの違いは、家庭・個人レベルの違い」と見解している。

なので、

個人的には今後「おむすび」にしよう。

今までなんとなくおにぎり派だったワケだけども、ここでチェンジ!笑

どっちでも良いじゃん、言う人多いかもしれませんけど、

こういうキーワードこそが、日本文化そのものなんですネ。

自分の身の回りにある、何気なく使っている言葉、そこにもず〜っとナニカがある。

言葉の多様性の中に、もっと日本を感じた方が良いと思うのです。

以上、SHOCKMANレポート

補足:オススメ本の紹介

松岡正剛さんの新しめの本です。

日本文化について、今までいろいろな本で書かれていますが、

その大事なコンセプトをまとめてあって、面白く読みました。

その中から自分が引っかかったワードを抜き出して、アレコレ考えに耽っています。

そういう楽しみ方ができる本だなぁと思いますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

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