モノづくりから考えるスローフード

thinking

スローフードというと、

オーガニック的なものとか、地元のものとかを食べるじゃない?

みたいな、結局なにと言われると・・・な方も多いのでは。

僕もそうなんですけど、

モノづくりをする視点から、スローフードってなんなんだろうかを考えてみたいと思います。

スローフードって結局なに!?

日本スローフード協会のページにいくとこう書いてあります。

スローフードとは、

私たちの食とそれを取り巻くシステムをより良いものにするための世界的な草の根運動です。郷土に根付いた農産物や文化を失うことを始め、ファストライフ・ファストフードの台頭、食への関心の薄れを憂い、1989 年にイタリアで始まり、現在160カ国以上に広まっており、国際組織でもあります。

日本スローフード協会

ここで着目したいのは、食とそれを取り巻くシステムをより良くするという点。

僕は食べ物は作ってないですが、モノづくりに身を置く者、

システムに目を向けるということはすごく大事なことです。

目を向けるのは、僕ら作り手だけではなくて消費者が共有することにスローフードの真意があると思っています。

システムというと堅苦しく聞こえるのだけれども、

もっと噛み砕いて、作っている人、またはどう作られているのかを知って自ら選択するという行動をやっていこう運動だと思うのです。

消費されるまでの”間”を味わう価値観

もらったタケノコ、スローフード

モノを消費する間、これをどれだけ楽しめるかが豊かさに繋がるのだと思います。

早い・安い・便利のファーストフードは、そのモノが提供される早さよりも、

僕らが胃のなかに消費される間の早さ、つまり思考の無さにこそ問題があります。

つまり、ただの消費になってしまっている。

そうなってしまうと、人間として味気ないモノになる。

その利便性を支えているものが当たり前になりすぎることは、

スローフードへの理解をさらに遠くにやるようなものです。

どういうふうに作られているか、誰が作っているか、誰がサービスしているか、

作る側視点からモノを見ることで、今までスルーしていた食への気づきがあると思うのです。

そういう視点があってはじめて、スローフードに関心がワクんじゃないだろうか?

わかるから気持ちいい!

食べ物はフレッシュが一番旨いし、

作った人が知り合いだと、すこぶる旨いを通り越して気持ちがいい!

やっぱり、作り手がわかるというのは大事

昨今トレーサビリティと言われているけれど、

数値だとか証明とかよりも、作った人がわかるというのが1番必要な気がします。

そういう点でも、

僕ら職人ないし作り手サイドの情報発信は大事で、

消費サイドもただ消費するだけのモノではなく作られる過程を知ろうとすることが大事かと思います。

「地元で丁寧に作ってます」

という言葉だけではなくて、その背景にあるパーソナリティの部分が美味しいを引き出すんじゃないかなぁ

なので、

意識高い系の言葉あそびに終わるんではなく、

もっと泥臭く観る、みたいなことが僕が考えるスローフードに必要な要素です。

所さんのスローフードを感じる曲

僕の好きなユーチューブチャンネル「SETAGAYA BASE 工作部」から、

最近アップされてすごくお気に入りの曲を紹介します。

所ジョージさんの”未来”という曲

肉を食べて農家の人が、お前のために野菜を作る〜♪

がすごく響くんですよね〜!

なんだかんだ

お前のために作るモノをどう味わうのかい?

人間含めて、旨いってなんだろう?

そういうことを考えることがもうスローフードさ!!

以上、SHOCKMAN

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