前回その2はハードボイルドな搬出入へんでした。まだの方はこちらからどうぞ。
位置固定や配線系をやってもらい、動くところまで来ました。
サンプル整経機でタテ糸の準備もできたので、
お次はリーチングへん突入です!
リボン織り織機のリーチング
リーチングとは、綜絖や筬に糸を通す作業のことです。
経通し(へとおし)とも言いますが、織機にタテ糸をかけた最初にやらなければならない作業です。
綜絖通し
ほそ〜い綜絖に糸を一本ずつ通していきます。
ここに糸が通ることで、タテ糸の上げ下げができるようになります。
先がフックになっている細い棒を穴に通して、向こうにある糸を引っ掛けてこっちに引っ張るわけです。
なので、糸を出す方と、綜絖に入れる二人作業が基本。
糸も2諸の白なので見えにくいし、低い体勢をキープしつつやるのでしんどい。汗
順番があるので、ここ間違えると後々面倒。しんどいけど集中が必要になるのだ。
1600ほど糸を通して完了!
多くはなかったけど特殊な綜絖(段々に入れていく)ゆえに、いつもとは違う疲労感です。
筬通し
続いて、筬に通していきます。
筬があることで、決まった幅が出せるようになるわけです。
これも通常二人作業なんですけど、織り前が特殊でやり辛いので左右から一人ずつで進めることに。
今回は4本入れなので、先ほど通した綜絖を拾っていき、
筬に薄い金属の引っ掛け棒を入れて引っ張り出します。
リボン織機はここが特殊になっていて、4段に小さな筬がセットされています。
う〜ん、見えづらい!
そう思って、ヘッドライトをつけて作業したらすごくやり易かったです!(🉐情報)
数は多くないけど、段々に入れていくのでなかなか押忍でした。
丸2日かけて、なんとかフィニッシュ!
後々の作業を考えた結果、こうやって糸で引っ張っておくことにしました。
後ろは、
こんな感じ!
段々なので、なんか違和感がすごい。
ちゃんと織れるのかなぁ、と思ってしまいます。笑
結構な作業でしたけど、地道にやってなんとかここまで来ました。
このあとは、恐怖の織り付け作業です。
初めての織機、ミスって糸バッサーならないように慎重に進めていかねばだ〜
その様子もまたUPしていくので、ぜひ見てくださーい。