京都北部でテキスタイルを創っているSHOCKMANです。
今回は僕のやっている『絣染め』、この色出し・色合わせ方にご紹介していきます。
染めを始めた方も参考になる部分あると思うので、ぜひチェックして下さい。
色出しが自由にできれば、染めの間口がグッと広がりますよ!
色出しのコツ
闇雲に染料を入れては、ダメです!
こんな風に皿に少しの水を張って、染料のアタリをつけていくのです!
混ぜ棒の先に付くか付かないかぐらいの量で大丈夫です。
ちなみに、僕は100キンの耳かきを代用しています。小さくてちょうどいい!
上の図は、糸見本のうぐいす色を出しています。
イエローとブルーの染料をブレンドしながら、近づけているところです。
この時に、自分の感覚でいいので割合をみていきます。
イエロー2に対してブルー1ぐらいかな?みたいに。
この作業がとても大事!
色のアタリがつけば、あとは実際に染料を入れなが微調整ができますから!
このアタリの感覚も、自分で染めてみての経験がものを言うんですが。
色合わせ
色出しで大体決まれば、寸胴に水を張って本番です。
アタリをつけた割合で、染料を入れてみる。
そこからは色見本を凝視して、何が足りないか判断して調整していきます。
この作業も慣れるまでは時間がかかるんですけど、最初で大体合わせているのでもう少しです!
こんな感じに染まりました!
少し濃く感じるんですけど、まだ濡れているからなんですね。
色止めして乾燥させると、染着していない分が落ちるのでもっと薄くなります。
ここの判断が結構に難しいんですよね。
いろんな条件を経て染着するので、毎度毎度どのくらいくっついてるのか乾かすまでわからない。
追加注文があれば再現性が求められるので、色の見極めはシビアにならざる終えません。
趣味でやる分には、自分の出したい色にさえ近づければ十分かなと思います。
まとめ
・色出しは、少量の水を使ってアタリをみる。
・微調節は少量ずつ焦らずに。
言うのはカンタン!
実際自分でやってみて、基準となる”感覚”を掴むことが大事です!
と自分にも言い聞かせて染めの精度を上げていきたいところです。