一回絣染めして、「はい終わり!」ではない。
特にお客さんの絣染めの場合リピートがあるわけで。
「手染めなんで、ドンピシャ再現は難しいですよ。。」と言いつつも
そこそこ合わせていかないと、さすがに具合が悪い。
再現性をUPするために僕がやっていること。
1)経験をメモる
僕のやっている絣染めは、浸染とは全然違うというのが前提にあります。
浸染であれば、細かいデータさえあれば再現性は極めて高いですが、こっちはそうはいきません。
多々安定しない要素が多いので、経験値の積み上げが大事!
なので、重さだとかの数字ではなく経験をメモするのです。
そうやって、少しずつ自分のモノにしていってます。
余談ですけど
”メモる”という行為は、頭の中を整理して余白を作り出すメリットがあるんじゃないかなと思ったりします。
その余白に、アイデアが降臨してくることもしばしば。
2)染めた糸の保管
絣の糸をヒネリにして、透明ボックスに入れて保管してます。
次同じものを染める時の見本となるのです。
染めのピッチと色具合を確認したいので、ある程度の長さを取っておきます。
大好きな100キンをパトロールしてたら、ちょうど良いBOXを発見したのでコレにしました。
今までのものは、ダラーんとした糸をファイルに貼り付ける仕様で、僕的に見栄えがダメだったんで。
アーカイブも美しくわかりやすく管理できる状態が一番です!
蝶ネクタイっぽいのコレクションみたいでカワイイし。
これなら飾ってお客さんに見せることもできるかなぁと思ったり。
ちょっとした工夫で、モチベーションも上がるわけです。
こういうことの積み重ねが、工場にとっても自分にとっても大事なことだと思って実践しています。