こんにちは、SHOCKMANです。
仕事の合間に進めている、一人残糸プロジェクト
今回のテーマは、”残りモノをフクにする”というもの。
残糸を使って今までにないテキスタイルを創り、最終作品(服)にしよう!というものです。
今回は、タテ糸を織機に掛けてから繋ぐところがメインになってきます。
前回のテキスタイルデザインへん
前々の整経へん
ぜひ、合わせて読んでください!
テキスタイル、織るまで工程
1)タテ繋ぎ
準備したタテ糸を織機にかけます。
そこからやらなければならない作業が、「タテ繋ぎ」です。
既存のタテ糸と新しいタテ糸を結ぶ作業
機械結びと手結びがありますが、今回は色んな糸が混じっているので手結びでやります。
この織機のある場所は特に狭くて、僕が入るのギリギリ
というか、肩幅が全然入ってない。笑
タテ本数が少ないのがせめてもの救いだ。
左右にあぜをとっていて、1本ずつ順番に出して繋いでいきます。
一束結びで、大体同じ位置で結べるよう心がけながら繋ぐのがポイント
ずっと同じ姿勢でモクモクやるだけなので、腰や肩が痛くな〜る。
地味な作業ほど辛いものはない。
けれども、織りをやるということはこういった作業の連続、
やらなければ、全然前に進まないからモクモクやれ
1日かけて繋ぎ、ようやく狭い空間から脱出。
2)引越しからの織りつけ
タテ繋ぎが終われば、この繋ぎ目を織り前までもってくる作業、通称「引越し」です。
ドロッパーや綜絖、筬を通って前にやるので、糸がきれないよう慎重に!
テキトーに勢いでやると、繋いだ糸がドロッパーでブチブチに切れてしまいます。
特に今回は、多種多様な糸なので絡みやすい。
念に念を入れて、慎重に前に送ります。
ドロッパーさえ越せれば、大体糸は捌けているのであとはイージー
(気は抜かないけど)
織り前まで来ました。
大体この位置まで持ってきてから織りつけ作業に入ります。
織り始める時には、テンプルが干渉しないかだとか、針の動き正常か?
など、チェックしながら少し織り進めていきます。
少し織ることでタテ糸のテンションも揃ってきて、ここまでできたら完了です。
ここからようやく織りができるのです。
この流れがスムーズにできないと、なかなか織ることができません。
糸によって扱いも違うので、経験値がモノを言う大事な作業の一つでもあるのです。
以上、今回はここまで。
次回からテキスタイル制作となります。