一人残糸プロジェクト2|テキスタイルデザインへん

ひとり残糸プロジェクト

こんにちは、SHOCKMANです。

仕事の合間に、少しずつ進めている僕一人だけでやっているプロジェクト。

”残りモノを福にする”

いろんな残糸を繋ぎ合わせてテキスタイルを創り、最終作品にするぞ〜というものです。

タテ糸の整経もできて、次はテキスタイルデザインを考え組織に落とし込んでいきます。

(前回の記事はこちら

テキスタイルデザイン|福とFUCK

今回やっているテーマ”残りモノを福にする”

工場に残った残糸を、活かすも殺すも職人の頭と腕次第だ

そういう意味も込めて、福or FUCKの2パターンテキスタイルすることにした。

メッセージをストレートに伝えたいから、文字自体をデザインに落とし込む。

まずは漢字バージョン。

テキスタイルデザイン福

福!

角文字化した福だけを並べて、ぱっと見よくわからない感じに仕上げてみた。

多色の糸なので、柄がはっきり見えない分幾何学っぽっく表現できるんじゃないか。

いろんな想像を膨らませても、織ってみなけりゃいいのか悪いのかわからないのがテキスタイル。

とりあえず、これはこれでオッケィ!

次は、英語バージョン。

テキスタイルデザインFUCK

FUCK

どうデザインしようか悩んでいて、ずっとウロウロしていた。

アイデアを練るときは止まるより動いている方がいいわけだけれど功を奏した。

グッドアイデア降臨!

幾何学っぽい感じに統一したいということもあり、こうなった。

なかなか面白いデザインになったなぁ(自画自賛)

テキスタイルデザインと織りとリピート

タテ糸は縞柄風ランダムで、ヨコ糸も残糸合わせでいく予定。

糸の種類がバラバラなので、糸を飛ばしすぎる組織だとテンションが持たない。

そこを懸念すると、柄がどこまで出るだろうか?

なんてこと考えながら組織を作っていく。

テキスタイルデザインの組織

作ったデザインに、組織を落とし込んでいく作業。

紋彫りといいます。

最終、立体ブツになるので2wayにすることにしました。

2wayとは上下どちらもないことを意味します。

今回は、1釜紋の織機にかけます。

1釜紋だと、横にリピートがないデザインを織ることができるということです。

けれども、今後の展開を考えて4方送りでデザインしました。

つまり、タテもヨコもリピートがあり上下がないデザインということです。

専門用語がたくさん出てきましたが、テキスタイルデザインにおいてリピートはポイントです。

絵を描くようにデザインするわけではない面白さがあります。

(反物なんかは1釜紋で絵っぽい要素があったりしますけど。)

ということで、完成!(仮)

織ってみて初めて出来上がるデザインなので、あくまで仮です。

ここから、次は織機にかけて繋ぐ作業に入っていきます。

まだまだ続苦。