【DESIGN WEEK TANGO 2021】丹後産地からの発信について考える

丹後散策

現在、京都北部にある丹後地方では”DESIGN WEEK TANGO2021”という企画が動いています。

詳しくは知りませんけど、オープンファクトリーの実施を通して産地の内側・外側のパイプを強化してビジネスに促していく狙いがあるようだ。

「モノづくり現場をオープンし、互いに視野を広げて高め合うことを、、、」

と書かれているが、大事なのは現場のオープンだけではない

そのモノを作っているヒトを開くことが重要であり、継続的ビジネスに繋げていくことに大きく関与するのだ。

全部を見ているわけではないけれども、そういう視点でPRできているところがあまりないように思う。

鬼シビアな会社の営業マンやって結果叩き上げた僕の経験を踏まえて、発信の仕方について考えてみようと思います。

口だけコンサルのアドバイスに従うだけじゃ、つまらない!

モノより作り手メインの商品PR

先日も行われていました、オンラインでの工場見学。

商品や設備の説明をしたところで、結局のところ「画面越しじゃようわからん!」

僕だったらそう思います。

ただでさえモノがないと織物を説明するのは難しいわけで。

見てくれる側からしても、よくわからないことを話されてその場で分かったような気にはなるけど、結局頭に残ってない。
「へぇ〜すご〜い」で終わるぐらいじゃあダメだと思うんです。(というか勿体無い!)

大事なのはオンライン越しでもインパクトを残せるかどうかです。

そのためには、

商品自体の説明を軸に考えるのではなく、あくまでも作り手をメインに置くこと!

そう考えた時に、どのエピソードに最大インパクトがあるかを考えることが大事です。

その商品の強み、の中にあるエピソードとは何か?」

ここをよくよく考えて発信していかなければ意味がないように思います。

自社商品の強みだけを言うようじゃあ、貧弱!芯まで響かない!

本気の言葉が一番の差別化

そこに繋げていくトーク力も必要になってきますが、それ以上に”本気で話すから出てくるワード”に意識を向けることの方が重要です。

リアルな言葉で本気で語る、それ自体が一番の差別化なんだと思います。

他所に負けない!という気持ちで日々モノづくりやってれば、言葉にも差がでます。

口先、小手先、飾りみたいな言葉ではなく、現場でモノと向かい合って思うこと、大事にしていること、それを突き動かすもの、

その節々にある言葉を、自分の中で咀嚼しておくことが大事です。

モノづくりにおける考え(情熱)を全開にしていくことで、互いに刺激し合う。

そこにオープンファクトリー最大の意義があるんだと僕は考えます。

自分に付加価値をつけるから繋がる

僕が営業マン時代によく言われていたのは、「お前自身にも商圏があるんだぞ!」

自分を売り込む努力をしろ!ということです。

モノありきの商売ですけど、付加価値をつけるべきはそれをを作っているヒトです。

「この人と仕事しよう!」そう思わせることが大事!

僕の経験上、ある程度価格の壁もすり抜けられるのです。

お金云々の前に「気持ちよく仕事したい!」お客さんはこう思っています。

そしてモノづくりの引き出し(スキル)があれば、次に繋がっていきます。

ビジネスを継続させるためには、まずそう思わせること。

スポット受注に一喜一憂するのではなく、「どうやったら次使ってもらえるようになるのか?」そのスベを考えるべきです。

”自分”という価値が何なのか?
そして、それを相手に伝えるためにどう努力するべきなのか?

そういった視点で考えて行動に移して、自分のスキルとしていくことが必要なのです。

ただオープンファクトリーに参加していく

そんなレベルではなく、自分をどう開いて発信していくかが大事なのです。

丹後散策
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