ムテキスタイルのモノづくり
このサイトのテーマであり、僕が発信したい人生のテーマでもあります。
無的であることが、無敵スタイルであるということ。
無心で作るテキスタイルが、無限の美に通じるひとつの方法だということ。
そういうことを、モノづくりと共に、モノと共に、発信していきたいと思っています。
そのために大事なことは、身体性を重んじることです。
モノづくりにおける身体性と、そこに作用する精神性をどう結びつけられるか、
それを職人が自ら発信することに意味があるのです。
僕はそういう思いから、このサイトを立ち上げました。
批評家の小林秀雄さんは、「モノは作り手に同化するように観る」ということをおっしゃっています。
僕はその言葉にすごく感銘を受けて、深く考えるきっかけになりました。
作り手に同化するように観る
モノの本質に触れるためには、それに付随する能書きをすべて外さなくては見えてきません。
昨今の民藝・工藝・藝術などの見方の多くは、モノよりも先に情報がきます。
ネット普及をポジティブに捉えるとするならば、その情報をどう外すかが大事です。
僕にとっての外し方は、身体を動かし自ら作ること
だからこそ、「全部やる!」ということを心に決めて、すべてに挑戦しています。
ブログではなるべく、モノの完成と共に、その過程を載せるようにしています。
その一端を注意深く観ることでようやく、モノが現れます。
モノはウソを語りません。
作ることにウソは通じません。その歪みはそのまま現れるからです。
だからこそ、一心に作ります。できたモノがそのすべてです。
だからこそ、作り手と同化するように観なければ、見えてこないのです。
情報は自分の中に入り消化されるまでは、ウソだと疑うこと。
そうでなくては、情報過多の今、大事なことを見つけられないと思うのです。
バーチャル以上の価値を見いだせないと思うのです。
モノづくりを通して、心や見方に、何かしらのSHOCKを与えられれば本望、
そのために、誰よりも頭と身体を動かして、ムテキスタイルを貫くのあります。
SHOCKMAN