何でもやる!無いなら作れ!の仕事でタテ繋ぎマシン導入だ!

weaving

こんにちは、SHOCKMANです。

タテ糸を繋ぎ変える方法として、「手繋ぎ」と「機械繋ぎ」があります。

創作工房糸あそびでは、今まで機械繋ぎは「繋ぎ屋さん」にお願いしていました。

タテ糸を繋ぐ専門職というものもありますが、どこも高齢者ばかりなので無くなりつつあるのが現状です。

先々を見据えると、自分でやるしかない!わけです。

今回は、初導入にあたってのアレコレの話。

何でもやる!無いなら作れ!がモットーなのです。

機屋の仕事|たて繋ぎ

僕は手繋ぎもしますが、機械繋ぎもします。(二刀流は割と少ない)

以前扱っていた機械は、「TODO」製

糸あそびにある機械は、「橋爪」製

これらをタイイングマシンと呼びますが、いろんなメーカーのものがあります。

橋爪の扱いがわからないので、教えてもらいに教習に行きました。

&繋ぎ屋さんに張り付いて、動きを観察し覚えていきました。

別のマシンでは繋いでいたので、やり方は違えど覚えは割とスムーズにいったかなと思います。

ある程度繋ぎ手順も覚えたので、ここからは一人で実践あるのみです。

いざ!始めよう。

がその前に、橋爪の場合マシンを載せる土台を作らねばならないのです。

まずそこから大奮闘となります!

橋爪のタイイングマシン

橋爪のタイイングマシン

こんな感じで、土台を作ってそこにマシンを載せて繋ぎます。

教習所にあった織機とは違うので、どう土台をセットしようか考えました。

繋ぎ屋さんのを真似て、試作を作ってみてどうか?

試作パーツ

ホームセンターに走りいい感じの部材を見つけてきて、組み合わせ!

試作第1号を固定して、これに引っ掛ける作戦だ。

試作1

織機のシャフト部分に固定してみるも、、、、

グリップが弱いので、不安。

タイイングマシンは、20キロぐらいあってそこそこ重いし

何より高い!

落としたら数十マンがドッシャーンとタテ糸にダイブ!

ダブルショックでこっちがやられてしまう。

ここは慎重に作らねばならない。

無いなら作れ!の試行錯Go

とにかく、頭と身体を動かしまくって自らアンサーを得る!

これしか無いので、試行錯Goなのだ。

さらにがしっ!安定させるモノにチェンジするべくウロウロと彷徨う。

パーツ試作2

硬い木に変えて溝を掘る。

それを頑丈な固定金具にセット!

試作2の金具

木を後ろのシャフトに当てることで、ストッパーの役割を果たし強度マックス!

がっちりしているので、びくともしないっ

橋爪のマシン固定金具

橋爪のパイプ固定金具を載せてみる。

前後の固定のために、バーを入れて奥でユーボルト固定。

バーを通して、土台が完成!

橋爪の土台自作

ガッチガチに固定された!

繋ぎ屋さんの台よりもガチガチなので、アップデートできてグッド

数日ウロウロした結果、なんとか思い通りのものができました。

って、本番はここからだった。

初めてやるって大変だ。

なかったものを作るってのは、当たり前になる前を作らなきゃならないってこと。

それでも、「何でもやる!」と決めているのでやる!

初、たて繋ぎの奮闘

土台作り、大変だったけれどそれ以上に初繋ぎも大変だった。汗

というのも、今回繋ぎ変える糸が綿の泥染め&藍染の絣糸

ガサガサで捌きづらく、ずっと生糸で練習してきたので勝手が違いすぎたのでした。

あまりにもスムーズに進まず大苦戦。

お盆だったけど急遽繋ぎ屋さんにヘルプをしたら、来てくれた。

普通だったら来てくれるはずもない話なのだけど、以前から張り付いていたのでその熱量が伝わったみたいだ。

お昼も食べずに一緒に奮闘してくれた。

糸あそびにずっと眠っていたマシンの調整も最初は手こずり、こんなものは流石に一人じゃムリだった。

おかげで、調整ポイントもわかってきたのでグッド。

苦しんだ分だけスキルアップするのが、モノづくりなのだ。

ドダバタ劇を収めておきたかったけど、ちょうどスマホが壊れていたので繋ぎ終わりだけ。

泥染めと藍染の絣

2日かけて、6300本繋ぎ終わりました。

うーん、いい色合いだ。

頑張った分も載せて、いいテキスタイルができておくれよ〜

タイイングマシンの初導入、

固定から繋ぎまで、ずっと苦戦していたので大幅なスキルアップとなりました。

試行錯Goの積み重ね、それだけで高みを目指したいから

苦難上等

また1歩前進だぜ

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