作り手が教える生地の表裏

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展示会なので多く聞かれることがある「どっちが表ですか?」

僕も服飾学生のときは、どっちが表かやたら気にしてました。
趣味で服を作る方や初めて生地に触れる方、戸惑う方多いかもしれません。

今回はその答えについて、作り手目線で回答していきまっす!

生地の表裏、ズバリ!

好きな方を表にしてください!

これが答えです。
生地なんだから、自由に使って表現してくださ〜いと思ってますから。

大量生産されている生地には、名前がついています。(ギャバジン・シャークスキン、、、など)
特徴で分類されているので、一応表と裏が設定されていますけど、、。

「使う側からすれば、どっちでもいいんです。」

人によっては、耳にある針穴の向きで判断する方もいますが。
そんなところを見るよりも、生地全体を見て好きだと思った方を使うのが良いですよ!

たとえば服を作るとき、
表と決めた方に統一しても良いし、表裏両方とも使って作っても良い。
「表現」なので、好きなようにやるのが一番です。

一応、三原組織の表裏だけ頭に入れておくといいかもしれません。

三原組織の表裏

・平織り
 基本的には、表裏同じになります。
 糸によっては見え方が違ってくるので、良いと思った方が表!

・綾織り
 表裏で、右上がりか左上がりか綾目が違います。

・朱子織り
 表裏で、光沢が違います。
 厳密には、タテ糸が多く見えるかヨコ糸が多く見えるかによる光沢差です。

ジャカード生地は、柄がハッキリしている方が一応表です。
けど、僕は作ってみて裏が好きな場合が結構あります。笑
柄を組んでみたけど、ぼんやり見える方が雰囲気出るなぁみたいな。

なので、別にハッキリしている方を使わなきゃってこともないんですよ。
ホント、いろんな情報にとらわれず、見せたい方を表にしましょう!

まとめ

生地の表裏、あなたの見せたい方が表です!

作り手目線でもそうです。表現は自由です。

生地を買うときに表裏で見るんじゃなく、全体の表情で見るようにしてみて下さい。

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